ローカルフードレストランに行くメリット9つ
最近では、新鮮でおいしい食事を味わうために、近隣のローカルなレストランを利用するケースが多くなっています。少し高めのレストランであっても、シンプルなサンドイッチ屋さんであっても、地元の食材が使われているのはうれしいですよね。この記事では、地元産の食材が使用されたレストランに行くメリットをいくつか紹介していきます!
とりあえず新鮮
LocalHarvest.orgによると、アメリカでは、野菜や果物の平均輸送距離は1,500キロメートルに及ぶそうです。これはすごい数字ですよね。そのため、商業的に栽培された野菜や果物は、長距離輸送に耐えられるよう、あらかじめ想定され、設計されています。しかし、地元でとれたローカルフードであれば、最先端のバイオテクノロジーを使わなくても、その距離をほんの少し移動するだけで、見た目も味も栄養もそのままで味わうことができます。
味が間違いない
家庭菜園をやっている人なら、誰でもこの事実を理解できるでしょう。手作りの自家製パンが市販のものよりも格段においしいように、野菜や果物の卸売りは地元の畑でとれた野菜にはかなわないのです。
マーケティング
レストランのメニューに”産地直送”や”地元産”といったフレーズを加えれば、そのメニューが飛ぶように売れるのは周知の事実ですよね。地元の農園や畑でとれた食材を食べることに不満を持つ消費者なんて聞いたことがありません。ローカルフード料理は、飲食店にとって重要なマーケティング要素と捉えられるかもしれません。
創造力をかき立てる
地元の旬の食材は季節ごとに変わるので、レストランはその時々の仕入れ状況に応じてメニューを変えなければなりません。一見面倒に思えますが、実はこれは良いことです。地元のファーマーズマーケットで日々おいしそうな食材を探すのも、日替わりメニューを考えるのにもってこいです!
思ったほど高くない
個人経営の小さな農家が、食品卸売業者と大幅な値下げ競争をすることはほとんどありませんが、一般的に価格はスーパーほど高くありません。また、地元の食材の品質の高さを考えると、ローカルフードレストランでの食事代はかなりお得だと思えてきます。また、CSA(Community Supported Agriculture:地域支援型農業)など、ローカルフードレストランに対して仕入れの割引など、具体的な特典を与える自治体もあるようです。
野菜・果物以外でもおいしい
生産時期が終わっても、ローカルフードレストランのメニューには地元のおいしいものがたくさんあります。青果にはそれぞれ旬がありますが、鶏肉、牛肉、豚肉、蜂蜜や乳製品などは一年中入手可能です。パンやスイーツといった焼き菓子も、地域の味としてアピールすることができるでしょう。
環境保全につながる
小さな農家が生産した地元の食品は、大規模農業よりも環境への悪影響が少ないことが多いです。収穫や輸送に必要なエネルギーも少なくて済みますし、小規模農家の多くは(すべてではありませんが)有機栽培で、農薬やホルモン剤などの化学薬品を使用しません。
地元産の食材を購入することは、レストランにとって環境に配慮する方法の一つとなるのです。
田園風景を守る
長い間、アメリカの代名詞であった小規模農家が今、絶滅しつつあるとか…。多くの農家が農業を放棄せざるを得なくなり、その土地は集合住宅や繁華街の商店などに細分化されているようです。そのため、地方の小規模農家の作物を積極的に購入し、支援することで、彼らがビジネスを続けられるように助けができ、結果として田園風景が保たれるでしょう。
バラエティに富んでいる
小さな農家は、商業的な食品製造には適さないようなユニークな食材を生産しています。ローカルフードレストランであれば、その地元でしかとれない何百種類もの野菜や果物の中から好きなものを選んで、メニューにオリジナルな味と色を加えることができます。