レストランのメニューの作り方―5つのステップに分けて解説!
レストランのメニューというのは、そのお店で提供されるフードやドリンクのリストを印刷またはオンライン化したものですよね。このメニューの作成に関しては、各レストランの狙いがアイデアに応じてユニークであるため、堅苦しいガイドラインはあまり存在しません。外部のデザイナーに依頼する予算がなく、自分でメニューを作りたい場合は、以下の簡単なステップに従うか、ネットにあるテンプレートを使って組み立てていきましょう!
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メニューに含めるものすべてをリストアップする
デザインを始める前に、まずはレストランメニューの構成を整理していきましょう。ExcelやGoogleシート、あるいは紙でも構いませんが、お店で提供したいメニューをすべてリストアップします。特にGoogleシートは、さまざまなオブジェクトをカット・コピー・ペーストするのが簡単で、かつすぐに保存できるため、一番おすすめです。
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カテゴリ別に分類する
メニューに載せたいものがリストアップできたら、前菜、メイン、デザートなど、カテゴリごとに分類します。次に、その中でも特にどのメニューを一番目立たせたいかを選びます。最初に注文するような前菜をメニューの一番上に並べたい、あるいは、高利益/大人気なメニューだからこれを一番上に並べたい、などということもあるでしょう。メニューをカテゴリ別にきちんと並べ替えるだけで、見やすい順番で表示されるようになります。
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説明書きを作成する
まだ、スプレッドシートの「説明」の欄には触れていません。メニューの説明書きは、外部のコピーライターに依頼することもできますが、心のこもった、そしてソースに忠実な説明文であることが一番です。なので、実際にそのメニューを作ったシェフに相談し、開発のきっかけや食材の入手先、調理にかかる手間など、それぞれのメニューにまつわるストーリーを理解して、簡単な説明書きに内容を盛り込みましょう。
もし可能であれば、「さわやかな」「サクサクした」「香ばしい」「ピリッとした」「酸っぱい」「甘い」「歯ごたえのある」など、わかりやすく魅力的な言葉を使いましょう。
ざっと一旦書き上げたら、初めて来店する消費者がメニューを読んだときに、何を想像するか考えてみましょう。自分にとっては当たり前のことでも、初めての人にとってはそうではないかもしれません。お客さまが何を知りたがっているのかを考え、その内容をメニューに記載しましょう。
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配色を決める
メニューがすべて論理的に配置されたページが完成したら、シートのセルをじっと眺めることは一旦やめて、グラフィックデザインについて考えてみましょう。メニューの配色は、お店のブランドを象徴するようなカラーを選びましょう。メニューの色をたった3色だけで仕上げるとか、印刷代を節約するためにあえてモノクロにするとか、シンプルな発想で構いません。
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デザインに落とし込む
もっとも難しいのは、Googleシートで作成した内容をメニューデザインに完ぺきに落とし込むことです。外部のデザイナーに依頼する場合は、メニュー表と配色を伝えるだけで、かなり簡単にイメージ通りに出来上がるかもしれません。そうでない場合は、Microsoft Word、Microsoft Powerpoint、Adobe Suiteといったツールを使って、オリジナルメニューテンプレートを作成しましょう。